christianity

 教会のわざとしての伝道:派遣

2012年大阪教区伝道講座ではなした原稿です。前にはアウトラインでしたが、これがほぼしゃべった内容です。どうぞ。 イエスはまた彼らに言われた、「安かれ。父がわたしをおつかわしになったように、わたしもまたあなたがたをつかわす」。(ヨハネによる福音…

 証しの書き方

幼なじみの葬儀礼拝の時の慰めのことばで、彼についての短い証しを書いた(その証しはここ)。そのときに、思いっきり意識したのは、一切解説を書かないでおこう、ということだった。ただ、淡々と起こったことをわたしの視点から書き連ねる。それ以外は一切…

 いやしの信仰

一つ上の幼なじみの牧師が召されて、二週間ばかりが過ぎる。その間、いろいろと彼の事を考えている。 ずっと考えていたのが、彼のいやしの信仰であった。すい臓ガンの末期となり、腹水がたまる一方で、どんどんやせ細っていった中で、最後の最後まで、かれは…

 慰めのことば

今日、友人の葬儀礼拝で読んだ慰めのことばを記録します。ちなみに、全く無意識のうちに、最初の「八ヶ月」を「八年」と読み違えてしまい、全く意味のわからない文章になってしまったようです。まあ、多くの人が、ちゃんと読み替えてくれましたが。 慰めのこ…

 派遣

今度、伝道講座で話をします(5月末と6月末)。その要旨を書け、と仰せつかったので、書きました。たぶん、当日までにいろいろと変化はありますが、とりあえず載せます。ご意見があれば、どうぞ。 教会のわざとしての伝道:派遣 イエスはまた彼らに言われた…

 クリスマスおめでとうございます

今日、説教をしましたので、その要旨をお送りします。 「暗闇に届く光」(イザヤ書9:2−7[もしくは9:1−6]) I. 死の陰、暗闇 クリスマスには「暗やみ」が強調される。人々は暗やみの中を歩き、死の陰の地を歩んでいる(9:1)。国家的、宗教的、戦争による暗…

 宗教的文書とは

なんか、文屋先生が考えているうちに、勝手に自分の考えを書いており、申し訳なく感じますが、考えたことをとりあえず文書にしておきます。 宗教的文書とはなにか、が文屋先生がどうも考えておらえることのようである。そこで、考えておきたいのは「宗教的」…

 聖書を読む(2):原動力としての信仰?

昨日の議論の中で、書ききれなかったことを。 聖書を読み、その意味を考える原動力として、信仰を位置づけると文屋先生は言っていた。何となくわかるような木がする。その時、昔、Ellen Davisとクラスのペーパーについて話をしている時、人をテキストの釈義…

 聖書を読む

ツイッターでつぶやいたら、いつものように@ybunya先生が引っかかって下さり、すこし話が進んだ。だけど、140字では短すぎるし、ことばがたりないので、blogで書きます。まず、 釈義をしていて思うのは、十分に考察することの必要性と共に、最後には「えいや…

 造られたものを治める民(創世記1:26−28)

東日本大震災に続く福島第一原発の事故は、福島県一帯を中心に甚大な土壌汚染を生み出している。環境を破壊している人の現実に対して教会はどのように向き合うことが求められているのだろうか。 I. 神は天地を創造された 「初めに、神は天地を創造され」(創…

 神の物語を知る民

教会で、月一の礼拝説教を担当しています。そのアウトラインを。今回のは、6月の終わりにされたもの。Christopher Wrightの「神の民の宣教」(英題の日本語訳)を参考に、自分なりにアレンジしています。 神の物語を知る民(ルカによる福音書24:44−48) 教会…

 東日本大震災の祈り

九州の文屋先生のブログに掲載されていた祈り(http://blog.goo.ne.jp/jybunya/e/8e66b0c7af250d13842b8e24b70d9f92)をここに全文、引用します。共に祈りましょう。この祈りが現実へと動いていくようにも。 東日本大震災、わたしたちの祈り 司式者: 慈しみ…

 アンドリュー・マーレーの続き

クリスチャン新聞にローザンヌの感想に基づく論説が載ったあと、ある方から手紙を頂いた。そこには、次の本の一部がコピーされていた。The Church Struggle In South Africa作者: John W. De Gruchy,Steve de Gruchy出版社/メーカー: Fortress Pr発売日: 200…

 新しい創造

先日、宇宙論と素粒子論に関する本を読んだ。そこに、ウロボロスの蛇というシンボルが登場する。つまり、拡大し、宇宙の起源をたどる時、実は物質の一番小さい、素粒子の話となる、ということ(らしい)。宇宙という蛇が素粒子というしっぽをのみ込んでいる…

 解釈原理としての教会暦

今日は公現日である。そして、オフィシャルに今日でクリスマスの季節が終わる。 キリスト教会の教会暦は、待降節(アドベント)から始まる。待降節は降誕日(クリスマス)をもって、降誕節(クリスマス・タイド)へと移り、1月6日の公現日(エピファニー)を…

 霊性とは何か

今回も、内田樹の「武道的思考」から、霊性について考えたことを。まず、引用。 私は現代における武道の有効性を信じている。 女子学生たちに杖の打ち方、剣の抜き方を教えるのは、杖や剣を実際に道具として活用して欲しいからではない。 ましてや、「礼儀正…

 身体技法としての霊性

まず、内田樹の文章を。 ほんらい、先人たちが発明工夫したすべての身体技法は「他者との共生」を「生き延びるための必至の技術」として骨肉化することなしには術技が向上しないように構造化されている。ゲーム性が強いスポーツの場合は、その事実が前景化し…

 日本のメディア

キリスト教関係のメディアではクリスチャン新聞の方が来られています。 それとともに、クリスチャン・トゥデイでも、現地報告を送っておられるようです。このサイトに関してはいろいろな意見があるので、もう一つのほうには載せません。興味ある方はご確認を…

 第三回ローザンヌ世界宣教会議

メーリングリストから入ってくる情報によれば、何人かの人が、もうすでに南アフリカへ向かった人が数人いる。 わたしとしては、とりあえず、ローザンヌ関係のブログを更新。まずはプログラムを日本語で書いています。このような小さな積み重ねが、最後の自分…

 きよめ派による聖書の神学的解釈

ちょっと考えていることで、すこし浮かんだことがあるので、メモ。 きよめ派の聖書解釈は、「みことばと聖霊による」ものである。そして、その解釈の幅の広さは、改革派系のものとは大きく異なる。改革派系の聖書解釈理解ならば、「そんな解釈はありえない」…

 家庭の友9月号

Mother Teresa: Come Be My Light: The Private Writings of the Saint of Calcutta作者: Mother Teresa,Brian Kolodiejchuk出版社/メーカー: Image発売日: 2009/10/13メディア: ペーパーバック クリック: 3回この商品を含むブログ (1件) を見る カトリック…

 ATA40周年記念総会(最終日)

朝、なかなか起きれなかった。とはいえ、今日が最終日。 昨日のご飯がかなりおなかに残っているので、朝は軽め。 昨日、電源アダプターをお貸ししていたので、手元になく、朝一でそれを頂いて、コンピュータと携帯に充電。そのため、デボーションの時間には…

 ATA40周年記念総会(第四日目)

今日から CGSTではなくて、泊まっているThe Cityview Hotelでの会議なので、朝はゆっくりする。 デボーションは小林先生。コロサイ1:21以降から、あわれみ深い神、情熱の神について。だからこそ、教会と被造物と共に苦しむパウロ。それはキリストのからだに…

 ATA40周年記念総会第三日

朝食で、粥を食べてみる。結構、おいしかった。 バスは相変わらずの運転。しかし、道が混んでいた。そのためだろうか、少しゆっくり目(ただし、最後は飛ばしていた)。 デボーションはナランドラ・ジョーン師によるコロサイ1:1−20の講解。特に残ったのは、…

 ATA(アジア神学協議会)第二日

朝、7時過ぎに朝食。食事は大変より。オムレツなどの卵料理はその場で作ってくれる。さすがに食べ過ぎのような気がして、作ってはもらわなかった。 そのあと、8時過ぎにバスでホテルからChina Graduate School of Theology(中国神学大学院)へ。やっぱり、…

 ATA40周年記念総会(第一日)

細かい動きはtwitterをご覧ください。 集会はホテルのホールで。 夜の集会は、基調講演(橋本昭夫)。そのとき、司会者から219人の参加者、20カ国以上からの参加者であることが報告される。日本からも15人ほど。 基調講演で、ATAの願いである「アジア人をア…

 ATA創立40周年記念総会

Asia Theological Association(アジア神学協議会)という組織がある。1970年にアジアの教会と神学の現状を踏まえ、その文脈の中で神学教育を行うことをめざして設立された。福音主義に立ち、アジアの神学教育の充実をめざして、進んできた協議会である。西…

 Thomas Merton

夏の間、学校に行ったら、とりあえず、Thomas Merton(トマス・マートン)の"No Man Is an Island”を一節だけでも読もうと思っている。英語。日本語ではほとんど出されていない。カトリックの人だが、彼のメッセージは「真剣に生きるキリスト者」のそれであ…

 Cape Town 2010

昨日、ホテルの予約ができたと書いたが、なんと、一杯です、というメールが来た。 そんなわけで、別の予約をいれる。Diamond Hotel。さて、これはどうか。 これがだめだと、結構、高い、ホテルとなる。

 Cape Town 2010

ローザンヌ世界宣教会議の第三回、ケープタウン2010に出席する。かなりおくれたが、今頃になって、ホテルを予約し、飛行機の予約をしようとしている。 会議のページから、ホテルの予約をさがすと、見つかるのは、五つ星のホテルだけ。他はすべて一杯。一泊が…