Song of Songs

 愛は死のように強い(雅歌8:5-14)

雅歌には若者とおとめが互いに求めあう愛の歌が記されていました。この二人はいったいどうなるのでしょうか。最後には結ばれて、楽園で二人寄り添って過ごすようになるのでしょうか。 I. 愛は死のように強い(8:5-7) 3:6同様に、おとめは「荒野から上ってく…

 帰れ、シュラムの女よ(雅歌6:4-8:4)

雅歌における若者とおとめの愛の歌もいよいよ佳境を迎えます。お互いをほめたたえつつ、楽園において二人で過ごすことを願い求めています。しかし、おとめの描写を通して、詩人は統一されたイスラエルの麗しい姿を示しているようにも思えます。 I. おとめが…

 わたしの愛する人の姿(雅歌5:2-6:3)

雅歌におけるおとめと若者の愛は、簡単には成就しません。慕い求めるにもかかわらず、出会えない、出会ったとしても何かの理由があって一緒にいることができない。二人の願いが満たされない状況が延々と続いています。そのような状況の中で、おとめが他の女…

 よき香りの園(雅歌3:6-5:1)

雅歌には香りが満ちています。「みことばを聞く」ことをわたしたちは大切にしていますが、「みことばの香りに触れる」ことも必要なのでしょう。もちろん、そのためにはキリストの香りを放つ人が生み出される必要があります。 I. 没薬と乳香の香り(3:6-11) …

 捜すけれども、見つからない(雅歌2:8-3:5)

愛しあうおとめと若者(羊飼い)の対話が雅歌の中で繰り返されます。しかし、彼らは互いが結ばれた喜びを歌ってはいません。むしろ、お互いを切に求め続けるているにもかかわらず、なかなか一緒にいることができない現実が綴られています。この現実は、主を…

 神に出会う歌(雅歌1:1-2:7)

<今回から、六回で雅歌をします。ちなみに、教会では現在預言書を進行中。イザヤとエレミヤを三回ずつで終わって、明日からエゼキエル> 雅歌は異色の書です。神や信仰に関する「宗教的」な文書が集められている旧約聖書の中で、男女間の愛の歌が綴られてい…