ええ、二つも新訳が

 毎日新聞の記事から。

聖書:新たに翻訳始める 16年出版予定

 日本聖書協会(東京都中央区)は2日、新たに聖書の翻訳を始めると発表した。2016年に「標準訳聖書」(仮称)として出版する予定だ。
 同協会は1887年に「文語訳聖書」、1955年に「口語訳聖書」を発行。87年にはカトリックプロテスタントの両教派が協力して「聖書 新共同訳」を出した。だが、平明さを追求した結果、「日本語の美しさやリズム感に欠ける」との指摘もあったという。
 今回も両教派の共同訳。聖書学の進展を踏まえ、原典に忠実な翻訳を目指しつつ、日本語としての表現にも配慮する。

毎日新聞 2010年3月2日 20時01分

 いわゆる福音派が「新日本聖書刊行会」を結成し、新改訳の改訂版を2016年をめどに出版しようとしている。そして、それと並行して、主流派とカトリックが共同で、日本聖書協会をとおして2016年をめどに出版を行おうとしている。
 いろいろな訳がでることは歓迎すべきことだが、はたして、この状況は日本の教会においていいことなのだろうか。