今日の一日

 やっと慣れてきた。6時前に起きて、ネットにつなげて、仕事。
 その後、7時半からの礼拝に出席。学者向けのメッセージなので、聖書講解、いや聖書講義のようなものになっている。それはそれでいいけれど、もう少し「説教」の要素もあればなあ、と思いつつ。内容は、十戒の第二戒について。
 その後、本を見て、ユダヤ人の学者が書いた旧約神学(という聖書神学)に関する本についてのパネルディスカッションに参加。自分がクリスチャンである、それも福音はのクリスチャンであるという社会的現実を踏まえた上で、どのように向き合っていくべきか、考えさせられる。自分の立っている枠組みの中でしかモノが考えられない。それを超えるために必要なこともあるわけだろう。また、原罪を強調するのか(ルター派など特に)、そうでないのか(ユダヤ人)、考えるべき。それと、理不尽な苦しみ[ホロコースト]などを考える場合、すぐに「十字架」にクリスチャンはもって行くが、ユダヤ人に習う訳ではないが、もっと旧約に向き合うべき。
 その後、ニューオーリンズ観光。バーボン通りから、教会、フレンチマーケット、リバーウォークへ。昼食は、結局、Gumbo ShopでGumbo soup。どうしても食べ歩きになるのか。
 コーヒーは買えるけど、その他のお土産がなかなかいいのが見つからん。結局、空港で買うことになるのか。
 夕方のセッションは、「帝国」とか「移民」とかの社会的観点から聖書を見るもの。ルツ記の読みは興味深かった。特に、表面的な読みから、他の国の民になるという観点から見直すと、ルツの行動を再検討する必要もあることを覚える。自分の読みのもつ前提を崩してくれる。これは助かる。他のは、眠たかった。
 夕食は中華料理。その後、NTライトの講義。なぜ彼の義認論についてひとびとがそんなに文句をいっているのか、よく分からん。大変健全であり、カルヴィン・ウエスレーの流れだと思うし、聖書的だ。細かいニュアンスの違いなど、注意深く考えているが、あまりに細かいとそこまでまとめ切れるのか、疑問に思ったりする。
 どうも時差ボケがなくなってきたよう。今度来る時は、やはり、どこかによってから学会に来る方がよいようだ。