失敗

 今日、失敗をした。ある方が教会に「祈りに来ました」と来られた。五分だろうか、いやもう少しだろうか、お話を聞き、そのまま、おひとりにして上に上がった。後から、別の方から、その方は「牧師に祈って欲しくて来た」という事を聞いた。つまり、わたしはその人の期待を裏切って、帰してしまった訳である。
 弁解はいくらでもできそうだ。しかし、失敗は明らかに失敗。「祈りに来ました」という言葉を、そのまま受けて、「ひとりで、礼拝堂で祈りに来たのか」と思い込んでしまったという間違い。「一緒にお祈りしましょうか」と一言かけるべきであった訳だ。牧師としては当然すべきだ、と言われそうであり、平身低頭、足りませんでしたと、謝るのみだろう。
 昨日、ある人が「関西の人はまわりを気にしすぎだ」という旨の話を聞いた。わたしも関西人であるが、時に、「言わないことはしない」的なところがあり、その当たりが出てしまったのだろうか。反省。