訪問者あり

 今日、午後、教会にひとりのおばあさんが訪ねてきた。道を歩いていたら、教会の十字架が見えたので、来たそうだ。なにかな、と思い、話をしていると、どうも日蓮正宗の信者さん。「間違った宗教が不幸の原因だ」ということで、キリスト教は間違った宗教だ、ということをお話に来られたようだ。30分ほど話をする。いわゆる折伏というやつである。はじめての経験であった。
 自分の意見をつらつらと話し、間違った宗教をやめたら問題が解決した、と話しておられた。残念ながら、彼女のキリスト教理解はすこしいびつなもののようであった。しかし、日蓮正宗の教典については、よく覚えておられ、つらつらと立て板に水で述べておられた。
 「あなたの宗教は間違っています」といって、だれも話を聞いてくれないと思うから、ちょっと自己満足に終わってしまうのかなあ、と感じてしまった。議論の空しさを覚えただけの30分であった。