苦しみを通して神に近づく

苦しみを通して神に近づく

苦しみを通して神に近づく

 「苦しみを通して神に近づく」。このタイトルがこの本の内容を凝縮している。詩篇77編に基づく神学的黙想であるが、相変わらずの上沼節(こんなの誰が言ったのか)が聞こえてくる。先生の説教を聞いているような感じの文章。自分の破れを見、それを通してその向こう側に広がる何かを見ることができるようになってほしい人に送りたい。