Death of Steve Jobs

 

 
 それほど遅くない時に来るだろうと思っていたが、ついにSteve Jobsの死が伝えられた。Apple製品に惚れ込んでいるわたしとしては、寂しさを覚えるのは事実。とはいえ、Steve Jobsに会ったこともなければ、話したこともない。かつては好んで彼のキーノートアドレスも見たが、最近はあんまり見ていない。それでも、CEOとしての彼のディレクションはすごい、と感じていた。
 思い切って切り捨てることによって、次のテクノロジーへと進む。容赦なく切り捨てる勇気。切り捨てていくシンプルさの中に、彼が導いたAppleの神髄を見た。
 もうひとつは、おもてなしの発想。使い手を考えて作られている。そして、おもてなしが目的だからこそ、最前線にこだわらず、枯れたテクノロジーを最高のおもてなしができるように使う。最先端でも、役に立たないなら使わない。Blue Rayが入らない。
 Steve Jobsの思想はたぶん、いろいろなものに活用できる。活用していくべき。
 それにしても、Steve JobsStanford Universityでのアドレスは、たぶんこれからも語り続けられるのだろう。