ヘブル語のテキスト

 これまで、四年間ヘブル語を教えてきたが、今年は五年目。最初の年に一生懸命つくったハンドアウトを、ことしは手を加えて、完全版の教科書にしようとしている。なんとか、夏休みまでのぶんを終わらせようと努力している次第。あとわずかで、ほぼ終わる予定である。
 ネタ本として、Seowのものを用いている。ほぼ、その飜訳である。しかし、Seowのあまりに細かすぎる部分は省略しようとしている。
 実際問題として、時間的に無理があるので、ことしはとりあえず、最後まで作ること。来年度は、それにしっかり手を加えて、ほぼ完成形にして、再来年から完成形を用いることにしようかとも思っている。
 でも、本音は、完成形ができたら、それを文法の本にして、「帰納的」なテキストを作ってみたい。わたしがヘブル語を学んだのが、LaSorによって書かれたエステル書を読むことによってヘブルを学ぶテキストであったからだ。
 それじゃあ、LaSorをそのまま飜訳すればいい、という考え方もある。しかし、LaSorのテキストは高度すぎる。とくにmorphologyの部分は、勉強になるが、初級者には必要ない。そのあたりを割愛したものを作ればいいのだろう。