電脳コイル(最終回)

 最終回を見た。二回目で、次に何が出てくるのか分かるが、やっぱり感動する。まず、デンスケとの再会。次に、「イサコの勇は勇ましいの勇」とヤサコが叫ぶところ。そして、最後のデンスケの現れるところ。
 「痛みを感じる方向に、出口がある」。この一言が重い。大人となるため、人間として一歩成長するため、痛みを感じる方向に走っていかなければならない。そちらに向かわない限り、成長はない。勇子が「イサコ」になるためには、「勇ましいの勇」を痛みを感じる方向に向かっていくことによって示す必要がある。痛みを感じる方向に出口があることを知っているにも関わらず、それを避け続ける人がどれだけ多いだろうか。
 ああ、やっぱり、いいアニメーションだ。何度でも見たい。