秋葉原と池田

 秋葉原での通り魔事件がいろいろと報道されている。25歳の男性は、何に失望して、何に追い込まれて、あんな愚かなことをしたのだろうか。わからない。
 ただ、ひとつ、気になったことがある。今から7年前の今日、池田で小学校が襲われた。多くの子ども達が命を失った。犯人は、死刑になりたいから、犯行に及んだ、としか思えない、そんな事件が起こった。
 同じ日に、同じように無差別の殺人が起こる。単なる偶然とは思えない。秋葉原の事件の犯人は、思う所があったのだろうか。ただ、死刑になりたくて、あんな犯行に及んだのだろうか。
 報道のスピードが速くなり、日本、いや世界中の出来事が瞬時に伝わるようになって来た。まだ、水着でスピードがでたの、ヒラリーが敗北宣言をしたの、その程度なら、構わない。けれども、テレビで大きく伝えられるのは悲劇的な事件ばかり。ただでさえ不安で動く国なのに、不安だけが増強されている気がしてたまらない。