教会カンタータ

 昼から、住吉でバッハの教会カンタータを聞きに行く。演目は

  • いと高きよきものに賛美と栄光あれ(BWV117)
  • 我らと共に留まりたまえ(BWV6)
  • 神のみわざはすべて善きことなり(BWV99)
  • われらが神は堅き砦(BWV80)

 セミプロぐらいのレベルなので、すごくうまい訳ではないが、十分に楽しめた。最後の一曲は、最初から最後まで「神は我がやぐら」がテーマ。宗教改革の気分を味わう。ちょっと有名どころのCDでも欲しいな、と思う。
 三曲目は、歌詞を読むと、最初と最後は神のみわざのよきことを宣言するのだが、真ん中は、困難の中にあることの告白。神学的に考えて、すごい。これぞ信仰告白だ、と思う。
 他の二曲も、歌詞を読むと、ほとんど神への祈りの賛美である。イケイケの信仰ではなく、困難と戦いの中で、いかに神に信頼するかが歌われているように思えた。
 バッハは好きだけど、歌曲はねえ、と思いがちな者であったが、やっぱり、もっと教会カンタータを聴かないとなあ、と思ったわけです。ちなみに、娘は何とか聴いていたが、息子は前半は爆睡していた。