Googleの入社試験(その3)

 やっぱり、日本語の翻訳、かなり悪い。原文は

9. Every man in a village of 100 married couples has cheated on his wife. Every wife in the village instantly knows when a man other than her husband has cheated, but does not know when her own husband has. The village has a law that does not allow for adultery. Any wife who can prove that her husband is unfaithful must kill him that very day. The women of the village would never disobey this law. One day, the queen of the village visits and announces that at least one husband has been unfaithful. What happens?

 つまり、それぞれの妻たちは自分の夫が浮気をしていると「証明」(prove)してはじめて、その日に、その人を処刑することができる。
 今、三組のカップルがいることを考えよう。村の女王が「最低1人」は浮気をしている、と言った。彼女は、自分の夫以外のすべての男が浮気をしている、と言いたかったのだ。この時、女王以外の女性AとBは、まず女王が王を殺すかどうかを見る。なぜならば、彼女たちは王が浮気をしているのを知っているからだ。ところが、女王は王が浮気をしていることを知らない、つまり証明できない。従って、その日、王は生き延びる。二日目、女王以外の女性AとBは女王が王を指していないことに気がついたので、AはBの夫、BはAの夫を疑う。なぜなら、彼女たちは彼らの浮気を知っているからだ。ところが、AもBも自分の夫が浮気をしていることを知らない。従って、誰も殺されない。さらに、その日、女王はなにを考えているのだろうか。多分、なぜ、AもBも自分の夫を殺さないのか、と疑っているのだろう。
 三日目、AとBは、それぞれの夫も、王もこの「最低1人」には入っていないことをを知る。すると、残る1人は、自分の夫である。女王の証言が正しいのであり、それは王でも、それぞれの夫以外の男性のことを指している訳でもないことが示されてきたからである。そこで、AもBも自分の夫を殺す。女王は、「やっと気がつき、証明したのね」とほっとする。ついでに、王も、自分のことではないので、安心する。
 これを100人の村に帰納的に当てはめると、女王が宣言した、その日から100日目に、王以外のすべての男性が、同時にそれぞれの妻に殺される。王だけは生き残る。ただし、女王以外の99人の女性は、王が浮気をしているのを知っているので、いつかは、女王にそのことを告げ、最後に王も殺されるだろう。