Macの歴史(1)

 Steve Jobsの死は、自身のMac歴を振り返る時となる。それは、どうも数多くのMacユーザーに共通したようだ。ということで、なんとなく、少し書いてみたい。
 最初に買ったMacは、1989年の晩秋。Mac Plusであった。Asbury Theological Seminaryで、レポートを書く必要性があるために購入した。Mac Plusだけでは、保存ができないので、たしか40MBのハードディスクも購入した。ソフトはMicrosoft Word。これで神学校のレポートを書き、説教を作っていた。
 そして、1991年の秋に、あんまり早くないけど、ハードディスク内蔵のMac Classicを購入。最初のMacは同室者に売ったと思う。このMac Classicをもって、帰国。実は、Mac Classicの時代が結構長かった。このコンピューターで、日本の神学校での一年、Yale University Divinity School、そしてUnion Theological Seminaryの一年半を過ごした。たしか、インターネットを始めたのもMac Classic。ただし、メールと文字によるWWWであった。
 次に買ったのがPowerbook 5300。1996年の春のことであったと思う。5年間、Mac Classicを使い倒していた。そして、結婚前に、弟がお金を出してくれる、ということで、このPowerbookを購入した。ディスプレイはBlack and White。いろいろとトラブルがあったような気がする。ただ、Mac Evangelistの友人がいて、いろいろ助けてもらったり、RichmondにMac専門店があって、いろいろ修理をしてもらったりしたはず。これは家のどこかに眠っているはず。このPowerbook 5300でDissertationを書いた。ネットにつないで、インターネットをした。モデムもあったし、有線LANもあった。神学校の図書室でネットにつないでいた。
 このコンピュータと重なるように結婚後に購入したのが、PowerMac G3 233 DT。まだフロッピーディスクはあって、CD Romはついていた。あれ、これもどこかにあるはずだ。購入は1997年頃か。たぶん、JobsがAppleに復帰し、iCEOとなっていた時期ではないか、と思える。このPowerMac G3はしばらく据え置き型の現役が続いた。これはアパートにおいてあったので、モデムでネットにつなげていたはず。そして、カラーモニターとカラープリンター。1999年のクリスマス前にデジカメを買ってから、カラーの写真がでてきた。
 このあたりからAppleの変化が始まったはず。まず、iMacが出て(1998年)、iBookが出た(1999年)。iBook登場時のJobsのkeynote addressはRichmondのどこかのホテルで、サテライトテレビ経由で見ていた。そして、2000年のMac World Expoで登場したPowerbook G3 (Firewire) 400MHzを購入。Powerbook 5300は引退し、帰国時からしばらくは、このPowerbookがわたしのメインコンピュータとなった。帰国後、Airportを導入し、西大和にいたときには、二階の牧師館にいながら、ネットをしていた。