阪神淡路大震災から16年

 阪神淡路大震災は1995年1月17日(火)。あれから16年。妻は神戸に住んでいたが、わたしはリッチモンドにいた。今でも忘れない。夕方に自分の部屋に帰り、NPRのニュースを聞いていたら、突然、神戸の震災のニュース。「神戸」ということばに耳を疑った。連絡がとれず、かなり苦労した事を覚えている。
 あれから16年。あの年に生まれた子どもたちは高校受験の真っ最中。それくらい時間がたった。
 神戸の町が崩れ、その後、本当の意味での回復がなかなか来ないままでいる。神学校の在学生の人数を見ていると、1995年を境に急激に学生数が減っている。町が揺れ、人々の心が揺れ、信仰も揺れ、教会も揺れ、神学校も揺れた。破壊は経験したが、そこからの新しい回復にまだ至っていないことを感じる。