教会生活の疲れとその回復

教会生活の「疲れ」とその回復

教会生活の「疲れ」とその回復

 堀肇シリーズの最後。どこかで読んだ記憶があったので、スキム。
 昨今、信仰の疲れと個人の傷などが結びつけられることも多い。その側面はある。それと共に、教会という組織が生み出す面もあることをシステム論の観点から説明している。
 丸屋真也の「健全な信仰とは何か」(asin:4264024552)同様に、信仰、心、組織を複合的に扱い、結果的に、教会論の入門書となっている。1コリント12〜14章が基本的なテキスト。日本のキリスト教会の組織が、いかに「日本の文化」を引きずっているか、教えられる。
 日本の文化に対して教会が「賢明に」つきあっていくためには、健全な教会論に基づく「基礎」を持つべきこと。この点が、二つの書物から考えさせられる。