カスピアン王子の角笛

 今日、妻と二人で見に行ってきた。長かったが、それほど長さを感じさせる物ではなかった。
 まず、ルーシー役の女の子がいい。前作も、一番年下ではあったが、いい演技をしていた。特に、アスランとの対話においての彼女の演技、最初から最後までアスランを信じ切る彼女の姿は感動させられる。次に、ストーリーは若干の変更あり。特にピーターとカスピアンのつばぜり合いや、ミラーズの都を来襲するところなどは、もとのストーリーにない。まあ、話を面白くするために仕方ないといえば、わかるけれども。それから、なんでスーザンとカスピアンが恋愛関係になるの。まあ、最初の方から予測されていたけど。
 しかし、森の中での夢の中(?)のルーシーとアスランの会話、最も神学的な瞬間であるが、それはちゃんと原作どおりに描かれていた。正直言って、この一言を聞くために映画を観に行ったのではないか、と思う。