昭和の日

 かつて天皇誕生日であった日が、みどりの日になった。そして、ついに昭和の日となる。そして、今日がその昭和の日。その意図は、「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」のようだ。「激動」ということばで、戦争を思い出し、「復興」という表現でその後のことを覚えているのだろう。しかし、戦争は「激動」の一言でまとめる事ができるのだろうか。あまりにも無責任、無反省の表現のような気がする。そんなややこしい日であるのならば、祝日をやめてしまえばいいのだが。そんな訳にはいかないのだろう。そして、この調子でいけば、どんどん祝日が増えるのだろうか。それも愚かしいが。