小沢代表辞任

　先日の自民・民主大連立失敗を受けて、小沢さんが辞任する、ということらしい。
　しかし、不思議だと思う。まず、新聞の世論調査を見ても、民主党の人は大連立否定。かなりの確率で。小沢さんがこのことを知らないはずがない。つまり、党内を説得できないことを承知の上で、この話を進めていたように思える。次に、その直後の辞任発表。まあ、話がうまくなるから辞任する、のはわかる。しかし、どう考えても失敗するような策を持ち込んで、それがうまくいかないから辞任、となると、どうも「意図的な自爆」のようにしか思えない。つまり、小沢さんが空気を全く読めない政治音痴であるのか、空気を読んで行動を取ったのか。どちらかだ。
　なんとなく、小沢さんが代表を辞任する口実を作るために行った策のように思える。健康の問題やお金の問題などあり、このまま総選挙を迎えたならば、そのような問題を責められて、民主党が勝てないかもしれない。それならば、政権交替を行うために、自らが降り、問題のない人が代表になる。そんな策が背景にあるような気がしてならないのだが。
　あんまり政治的な話は書かない方だが、どうも腑に落ちないので、書いておく。