趣味は読書。

趣味は読書。

趣味は読書。

 今度は20世紀から21世紀に移る当たりにベストセラーとしてでていた本を批評したもの。軽い、面白い。そして、鋭い。
 読みながら思うこと。人はみな「神話」を求めている、ということ。「神話」と言っても、神々についての話ではない。水戸黄門のようにある特定のパターンと呼ばれる「ストーリー」、それもなじみがあり、自分が心地よいものを内包する本を求めているのだろう。ベストセラーを読みながら、それぞれの背後にある神話をあぶり出しているような気がする。
 けれども、こんな本ばかり読んでいたらダメだ。そろそろ「空」に関する本を読みはじめなければ。