ハウルの動く城 [DVD]

 昨日の夜、11時30分頃まで見ていた。ソフィーが動く城に入り込んで行くところまでは、何とかストーリーの流れとキャラクターの展開にはついていけたのだが、その後はどうもついていけなかった。原作がある分で含むべき展開があったのかもしれないが、時間が足らない、というのが正直な感想。千と千尋にしてももののけ姫にしても、それなりの対立軸がはっきりして、それなりにキャラクターが展開されていったので、終わりまで満足して見れたのだが、今回はソフィーにしてもハウルにしてもキャラクターの展開が不十分で、なぜあのようなキャラクターであり、それが変化していったのか、どうもわからん。脚本の段階で、十分に練れなかったのだろうか。
 ゲド戦記の評判もあまり芳しくないようである。ジブリには物語を物語る力を持つ人が欠けだしたのだろうか。ディズニーの凋落もそのあたりが原因であり、ピクサーの成功は単なるCGの技術ばかりではなく、物語を物語り、物語を綴る力のある人がいたからであるような気がする。やっぱり、ゲド戦記、見に行くのはやめにしようか。