金曜日、大阪のキリスト教書店で本を物色。古典的な信仰書はあんまり日本語では出版されていないことに気づく。ルターが少し、アウグスチヌスの告白など。創文社から教父たちのものが少し翻訳されている。オリゲネスの雅歌講解などもあって楽しい。しかし、高い。また、抜粋で翻訳されているのは神学的な議論のものが中心で、あんまり「信仰書」と言い切れない。日本のキリスト教の現状を見るようであった。といっても、二冊ほど本をかう。

雪ノ下カテキズム―鎌倉雪ノ下教会教理・信仰問答

雪ノ下カテキズム―鎌倉雪ノ下教会教理・信仰問答

クリスマス・ブック

クリスマス・ブック

加藤常昭の本は独特のにおいがする。聖書の言葉と教会の言葉の両方を重んじる姿勢はすこしいわゆる「福音派」とは違う。教会の言葉は大切だけど、やっぱり聖書の言葉が最優先されるのではないだろうか。とはいえ、聖書の引用がやたらめったらある本なので、教会の言葉といいつつ、聖書の言葉を重んじている姿勢も感じる。