昨日の夜、やっとヨセフの本を読んだ。

ヨセフの見た夢―神の摂理に生きるとは

ヨセフの見た夢―神の摂理に生きるとは

この人は学者のはずだが、あんまり学者らしくない文章。説教集である。テキストのメッセージに集中し、テキストを講解していくというものを期待していたが、実際は毎週の日曜日の説教であった。失望。ただ、本人は「牧師、伝道者」であって、「学者」であることは二の次であるとの認識を持っておられるので、しかたない。とはいえ、これからの日本の教会、特に福音派と呼ばれている教会に必要なのは聖書を真剣に学び、聖書に真剣に取り組み、聖書の使信に真っ正面から向かっていく姿勢であるとわたしは思っている。そのために必要な本は、もっと「聖書・聖書」した本であるべきだ。説教集はそんなにいらない。Achtemeierの本やWright, Haysの本みたいなものが信徒、教職者向けに書かれなければならない。そうすると、こんな事を言っているわたしにも責任があるわけです。はい。